【確定申告のやり方】 〜初心者でも失敗しない申告手順を税理士が徹底解説〜
- 大木 博
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- 2025年12月10日
- 読了時間: 5分
更新日:1月5日
こんにちは。
練馬区で確定申告や税務サポートを行っている大木会計事務所の公認会計士・税理士の大木です。
本日は、「確定申告のやり方」について解説いたします。
初めて確定申告を行う方にとって、「どんな書類を用意すればいいのか」「どの手順で進めればよいのか」など、疑問点が多く不安を感じるものです。確定申告は、1年間の所得と税額を確定させる重要な手続きで、正しく行うことで還付金を受けられるケースもあります。本記事では、確定申告の準備から書類作成、提出方法、よくあるミスの防ぎ方まで、初心者の方でも分かりやすく手順を解説します。
目次
1. 確定申告の基本手順
1-1 確定申告は何をする作業なのか
確定申告とは、1年間の所得と必要経費を整理し、最終的な「課税所得」と税額を計算して国に申告する作業です。会社員で年末調整が完了している場合は不要ですが、副業収入がある方、個人事業主、フリーランス、不動産所得がある方は自分で申告が必要です。また、住宅ローン控除や医療費控除などの各種控除を受ける際にも申告が必要になります。手順を理解すれば難しい作業ではなく、正確な申告が税金の節約にもつながります。
1-2 申告に必要な書類の準備
確定申告では収入や経費を証明する書類が重要です。
個人事業主の場合:
・売上帳・経費帳
・領収書・レシート
・請求書控え
・通帳の入出金記録
会社員の場合は「源泉徴収票」が必要です。
また、生命保険料控除証明書、医療費の明細、寄附金受領書(ふるさと納税)など、控除に関する書類も早めの準備が大切です。
2. 所得の集計方法
2-1 売上(収入)を正しくまとめる
売上は「発生主義」が基本で、入金日ではなく売上が確定した日で計上します。請求書の発行日、業務の完了日を基準に整理すると整合性が保たれます。売上の漏れや二重計上は税務調査で非常に指摘されやすいため、通帳との照合をこまめに行うことが大切です。
2-2 経費計上のポイントと注意点
経費は「事業に必要な支出かどうか」で判断します。家賃・通信費などプライベートと共用する支出は、事業利用分のみ按分し、その根拠も併せてメモしておくと説明がスムーズです。
また、経費の正確な計上には 証拠書類の管理 が欠かせません。領収書やレシートには目的を軽くメモしておくと内容が一目で分かり、税務署からの確認にも対応しやすくなります。紛失防止のため、月ごとの保管やスキャン保存など、自身に合った管理方法を決めておくと安心です。
3. 申告書の作成方法
3-1 国税庁サイトと会計ソフトの使い方
申告書は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。質問形式で進むため初心者向けです。
クラウド会計ソフトを利用している場合は、日々の記帳を正しく行っていれば、そのデータをもとに申告書の数値を自動計算させることが可能です。
ただし、勘定科目の判断、按分処理など「ユーザー自身が判断すべき部分」は残るため、ソフト任せで完全自動になるわけではありません。
記帳が正確であれば、作業負担を大きく減らせる点がメリットです。
3-2 青色申告と白色申告の違いと注意点
青色申告には、複式簿記で65万円控除が受けられる方式のほか、単式簿記でも使える10万円控除があります。
青色申告のメリット
・赤字の3年繰越
・専従者給与の経費算入
・30万円未満の資産の一括償却
など、節税効果が高い制度です。
一方で多い誤解が「白色申告は帳簿が不要」というもの。
現在は白色申告でも 帳簿付け義務があります。つまり記帳の負担は青色・白色で大きく変わらないため、控除や特典の多い青色申告が有利なケースが多くなっています。
4. 提出方法と期限
4-1 e-Taxと書面提出の違い
確定申告は
・自宅から提出できる e-Tax
・税務署に持参または郵送する 書面提出
の2種類があります。
e-Taxの利点
・24時間いつでも提出可能
・還付が早い
・控除額が自動計算されやすい
書面提出は、添付書類の貼付・管理が必要ですが、PC操作が苦手な方には向いています。
4-2 提出期限と遅れた場合のペナルティ
所得税の申告期限は 毎年2月16日〜3月15日。
期限後に提出すると「無申告加算税」「延滞税」の対象になることがあります。
提出期限直前は混雑や書類不備が発生しやすいため、3月初旬までに提出を完了させるのが現実的で安全です。
5. ミスなく確定申告を終えるコツ
5-1 よくある申告ミスベスト3
①控除の漏れ(医療費控除・寄附金控除・扶養控除など)
②領収書紛失・保管不備による経費否認
③数字の入力ミス・転記ミス
これらは事前の準備で防ぐことができます。
5-2 税理士に依頼するメリット
税理士に依頼することで、正確な申告だけでなく、節税につながるアドバイスも受けられます。
特に、初めての申告・事業の売上が増えたタイミング・青色申告を始める際には、専門家のサポートが大きな安心につながります。
≪参考≫
練馬区周辺で確定申告のご相談や、信頼できる会計事務所をお探しの際は、ぜひ一度「大木会計事務所」までお問い合わせください。

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